千葉県でAI人材育成プログラム成果発表会を実施
> 千葉県教育委員会は、DXハイスクール域内横断支援事業の一環として、ソフトバンクと協力し高校生向けAIワークショップを実施しました。高校生たちがAIを活用した課題解決のアイデアを企画し、2026年2月にソフトバンク本社で成果発表会を開催。教員向けプログラムも並行して行われ、デジタル人材育成への取り組みが進んでいます。
千葉県がソフトバンクと連携してAI人材育成に取り組む
千葉県教育委員会は、将来のデジタル人材育成を目的とした「DXハイスクール域内横断支援事業」を実施し、その一環としてソフトバンクと協力して県内の高校を対象にしたワークショップを開催しました。2026年2月4日には、ソフトバンク竹芝本社で高校生による成果発表会が行われました。近年、社会のデジタル化とAIの普及が進む中で、技術革新に対応できるデジタル人材の育成が急務となっています。DXハイスクールとは、文部科学省が主導する高等学校DX加速化推進事業のことで、情報や数学といった教科を重視したカリキュラムの実施や、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する学校に対して、環境整備の経費を支援する制度です。千葉県では、この制度を活用して複数の高校が参加する域内横断支援事業を展開し、高校生たちにAIへの理解を深める実践的なカリキュラムを提供しました。生徒たちはワークショップを通じて、AIを活用した課題解決の企画を考案し、プレゼンテーションを行いました。
高校生が考えたAI活用アイデアと発表会の様子
成果発表会では、高校生たちが身近な課題に対してAIを活用した解決策を提案しました。発表内容には、孤独を解消するためのトークアプリケーションの考案、星座を観測する際の膨大なデータを分析するシステム、AIエージェントを活用してゴミの分別をサポートするアイデアなどが含まれていました。千葉県教育庁の職員やソフトバンクの社員、メンター講師が見守る中、高校生たちは緊張しながらも堂々としたプレゼンテーションを披露したといいます。参加した高校生からは「プログラムの中で実際に自分で作る作業を通して、AIを活用したサービスがどのようにできているのかを体験できたので、理解も深まり楽しかった」という声が聞かれました。この成果発表会を経て、生徒たちは全国規模のコンテストである「全国情報教育コンテスト(全情コン)」に向けて引き続き挑戦しています。全情コンは文部科学省が共催する情報教育コンテストで、DXハイスクールの成果発表の場として活用されており、ソフトバンクも協賛し「ソフトバンクAIチャレンジ賞」という企業賞を設けています。千葉県教育庁の井野指導主事は講評で「この場に参加し発表することは大変勇気のいる行動だったと思います。そのチャレンジ精神をこれからの日常生活においても大切にしてほしい」と生徒たちにエールを送りました。
教員向けプログラムも実施し現場のデジタル化を推進
今回のDXハイスクール域内横断支援事業では、生徒向けのプログラムだけでなく、教員向けのプログラムも並行して実施されました。教育現場においては、生徒の指導を担う教員自身のデジタルスキル向上が喫緊の課題となっています。ソフトバンクは、学校業務の効率化から授業での実践活用を見据えて、教員が自信を持ってデータやAIを扱えるようになることを目的とした講座を提供しました。具体的には、生成AIとデータサイエンスにフォーカスした内容で、教員が普段の業務に生かせるような実践的なプログラムとなっています。このような取り組みは、教育現場全体のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で重要な役割を果たします。教員がAIやデジタルツールを使いこなせるようになれば、授業の質が向上するだけでなく、校務の効率化にもつながり、結果として生徒と向き合う時間を増やすことができます。また、ソフトバンクが提供する「AIチャレンジ」という教育プログラムでは、2026年1月末時点で累計76,000人の学習者に利用されており、探究学習を通じてAI活用人材を育成する実践的なカリキュラムとして全国の学校で活用されています。
💡 先生へのポイント
DXハイスクール事業は、設備だけでなく外部人材の活用や研修費用も支援対象となります。AI教育に不安を感じている先生も、企業や大学と連携することで専門的な知見を取り入れることが可能です。千葉県の事例のように、生徒向けと教員向けのプログラムを同時に進めることで、学校全体のデジタルリテラシーを底上げできます。生成AIやデータサイエンスの基礎を教員研修で学び、それを授業や校務に活かすことで、働き方改革にもつながります。まずは自治体の教育委員会に相談してみましょう。
まとめ
千葉県とソフトバンクが協力して実施したDXハイスクール事業では、高校生がAIを活用した課題解決のアイデアを発表し、教員向けの研修も行われました。ゴミ分別支援や孤独解消アプリなど、身近な課題に対するAI活用提案が生まれ、生徒たちは全国コンテストへの挑戦を続けています。教員のデジタルスキル向上も並行して進められ、教育現場全体のDX推進が期待されています。
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出典: ソフトバンクニュース https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20260204_01



