2026年6月15日~6月21日の注目AIニュース19選を、YouTubeチャンネル「いけともch」の協力のもと、最新のAI動向としてお届けします。
- ChatGPTのスケジュール機能がリニューアル
OpenAIは6月17日、ChatGPTの定期タスク実行機能「Scheduled tasks」を刷新した。新設の「スケジュール」ページから一覧管理が可能になり、毎日の要約配信機能「Pulse」は同時に終了する。プラン別に同時実行数の上限が設定されている。
- OpenAIのCodexに「Record & Replay」機能を追加
OpenAIは6月18日、AIコーディングツール「Codex」に新機能「Record & Replay」を追加した。Mac上の操作を一度録画するだけで再利用可能な「スキル」へ変換され、経費精算など定型業務の自動化に活用できる。現時点ではmacOS限定だ。
- Anthropicがデザインツール「Claude Design」を強化
Anthropicは6月17日、AIデザインツール「Claude Design」を大幅強化した。Claude Codeとの双方向連携や複数デザインシステムの取り込み、Adobe・Canvaなどへの書き出し機能を追加し、試作段階から実務利用へと進化させた。
- Microsoftが「Copilot Cowork」を一般提供開始
Microsoftは6月16日、自律型AIエージェント「Copilot Cowork」を世界で一般提供開始した。Anthropic製モデルを基盤としつつ独自モデル「Cowork 1」も投入予定で、従量課金とコスト管理機能を備えている。
- xAIが動画生成AI「Grok Imagine 1.5」を発表
xAIは6月17日、動画生成AI「Grok Imagine Video 1.5」を一般提供した。リアルな物理表現と音声同時生成に対応し、高速版は6秒動画を約25秒で生成できる。動画生成AI競争における重要な一手となった。
- GrokがMicrosoft PowerPoint内で動作可能に
xAIは6月16日、GrokをPowerPoint内で直接利用できる無料アドイン「Grok for PowerPoint」を公開した。アウトラインを渡すだけでスライド全体を生成でき、Word・Excel向け同種アドインに続く展開だ。
- マッキンゼーが「パワポ依存」への脱却
マッキンゼーでは社内AIツールの活用が進み、パワーポイントへの依存が急減しているという。担当者は分析資料をAIでWebハブ化した事例を紹介し、資料作成より対話的なAI活用へ重心が移行しつつある。
- AnthropicのSK Telecomのモデル利用を米政府が停止命令
米政府はAnthropicに対し、SKテレコムなど外国組織によるClaude Mythosへのアクセスを問題視し、最先端モデルの提供停止を命じた。中国との過去の関係を懸念する地政学的判断が背景にあるとされる。
- AnthropicがAIモデル一時停止も「数日以内に再開見込み」
Anthropicは米商務省の指令を受けClaude Fable 5とMythos 5を全世界で停止したが、身元確認システムの導入を経て、数日以内の再開に「強い自信」があると説明している。
- Anthropicが月200ドルAIプランの利用制限で集団提訴
Anthropicは月200ドルのClaude Max 20xプランの利用上限が宣伝より大幅に低いとして、米国で集団訴訟を起こされた。原告は週次割当が早期に消化される点を不当表示だと主張している。
- ChatGPTの市場シェアが初めて50%を下回る
Sensor Towerの調査で、ChatGPTの利用者シェアが初めて50%を割り46.4%となったことが判明した。GeminiとClaudeが急成長しており、生成AI市場は一強体制から多極化へ移行しつつある。
- ChatGPT広告を日本で6月22日開始へ
OpenAIは6月22日、日本でもChatGPT内の広告表示を開始する。対象は無料版とGoプランで、電通・博報堂・サイバーエージェントが国内ローンチパートナーとして広告運用を支援する。
- SpaceXがCursorを600億ドルで買収
SpaceXは6月16日、上場直後にAIコーディングツール「Cursor」の開発元Anysphereを600億ドルで買収する契約を発表した。xAIのGrokと組み合わせ、AI開発基盤を強化する狙いがある。
- 開発者の間で急速に広がる「ループエンジニアリング」とは
2026年6月、AIエージェントに毎回プロンプトを打つ代わりに、自動で指示を出し続ける仕組み自体を設計する「ループエンジニアリング」が提唱された。プロンプト設計の次段階として開発者の間で急速に広がっている。
- FacebookがAI活用の新機能を発表
Metaは6月15日、Facebookに新機能「AIモード」を導入した。グループやリールなどの公開投稿をもとに質問へ回答する検索機能で、AIによる写真・動画編集機能の拡充も同時に行われた。
- Cursorが新たなAIエージェント向けGitフォージ「Origin」を発表
Cursorは6月16日、AIエージェント時代を想定したGitホスティング基盤「Origin」を発表した。並行作業によるマージ競合を自動解決する設計で、2026年秋の提供開始へ向けウェイトリスト登録を受け付けている。
- Z.aiがオープンウェイトLLM「GLM-5.2」発表
中国Z.aiは6月13日、オープンウェイトのLLM「GLM-5.2」を発表した。100万トークンの長文脈処理に対応し、コーディング性能はClaude Opusに迫るとされ、MITライセンスで誰でも利用できる。
- 中国Z.ai創業者がFable 5級AIモデルの登場時期について語る
Z.ai創業者のJie Tang氏は、Anthropicの最先端モデル停止を受け「フロンティアの知能は全人類のものだ」と表明した。技術的理由ではないアクセス遮断への異議として、オープン化の意義を強調した発言だ。
- AI時代の企業の未来~人的資本 × トークン資本
Microsoftのナデラ氏は6月14日、AI時代の企業は社員の知識である「人的資本」と自社が築く「トークン資本」を複利的に増幅する学習ループを持つべきだと提言した。少数のAIに価値が集中する未来への警鐘も示している。
日本の教育で活用できそうなポイントは?
特に参考になるのは「ループエンジニアリング」と「人的資本×トークン資本」の視点です。
AIに一つずつ指示するのではなく、目標と検証の仕組みを人が設計するという発想は、生徒がAIに丸投げせず「何を確認し、どう改善するか」を考える探究学習の土台になります。
また、AIが発達するほど人間側の判断力や問いを立てる力の価値が増すというナデラ氏の指摘は、AI活用と基礎学力の関係を生徒や保護者に説明する良い切り口になるでしょう。
マッキンゼーの「パワポ依存脱却」の事例は、資料作成そのものよりも対話を通じて思考を整理する使い方として、レポートや探究発表の指導に応用できます。
一方、Claude DesignやGrok for PowerPointのような資料・スライド自動生成ツールは、生徒のプレゼン教材作成や教員の校務効率化に直結します。
さらに、ChatGPT広告開始やAnthropicの利用制限訴訟、SK Telecomを巡る事例は、AIサービスの選び方やリスクへの理解を深める情報教育の題材としても有用です。
AIの最新の動向と課題をしっかり把握し、この動画の内容を参考にして教育に活かしてください。




